先日インドから来たばかりのIT技術者の青年と夕食を共にする機会があった。彼とおち合った場所が新宿なので、中村屋のカレーをご馳走することにした。 ここのカレーの発祥の由来、つまりラスビハリ・ボースと日本の係わり合いについて一くさり説明すると、彼もボースの名前は一応知ってはいたが、インド独立運動の英雄の一人ということぐらいの認識しか持っておらず、そんなに日本と深く係わり合いがあったことに多少驚いている様子であった。 そしてやっと我々のテーブルに運ばれてきたカレーを彼が一口した途端、「これはインドのカレーではない」と言い出した。 私も何度かここのカレーを食べているが、確かにインド出張の折に毎日毎日食べ続けている様々なカレーと比べて、味は似ていない。 もしもこのカレーがボースから伝えられたそのままの味だとしたら、当時のボースが日本で手に入るスパイスや材料でギリギリの妥協をしたのかもしれない。もしくは本場のインドカレーそのままを提供したら、とても当時の日本人の口には合わないもなので、お世話になっている中村屋の主人夫妻やその娘で奥方にも顔向けができないと考えて、比較的馴れているイギリス式のカレー風にアレンジしたのかもしれない。 目の前のインド人青年の一言で、色々と考えさせられた一夜でした。 |
PM 04:52:35 |
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